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教員紹介

山吉 裕子
Hiroko Yamayoshi

所属
文学部 日本語?日本文学科
職位
講師
専門分野
聖書学、聖書時代史、キリスト教人間学、キリスト教学
キーワード
聖書、キリスト教

主な担当科目

キリスト教概論、聖書概論(旧約、新約)

オフィスアワー

火曜日Ⅲ講時、木曜Ⅱ講時

現在の専門分野を志したきっかけ

昔から人間とは何なのかということに興味があり、宗教とは人間にとってどのような意味を持つのか、という関心から『聖書』に触れるようになりました。キリスト教系の中高に通っていたこともあり、『聖書』は身近ではありましたが、自分の経験に照らして納得したり反発したりするという域を出てはいませんでした。そのような中でのちの恩師の著作に出会い、歴史的?社会的文脈を踏まえると『聖書』はこのような読みができるのか、と衝撃を受け、この人のもとで学びたいと思って大学に進学しました。テクストそのものと誠実に向きあうことを教えていただいたこと、また、共にそれに取り組む先生方や学友に恵まれたことが今につながっています。

好きな言葉

若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが、主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。何度でも立ち上がれること、独りで立ち向かわなくてはいけないわけではないことを伝えてくれるからです。

おすすめの書籍

後世への最大遺物(内村鑑三)何かに挑戦中「もっと頭が良ければ、もっとお金があれば……」と思ったことはありませんか。何もかも不足している自分が、それでも挑み続けることに意味があると教えてくれる一冊です。

Message
これから大学で
学ぶ方へのメッセージ
私たちはあふれんばかりのモノや情報に囲まれ、それらの中から自分の好みのものを選ぶということに慣れてしまっています。一方で、興味のないもの、知らないもの、想定外のものに対しては驚くほど無関心で脆弱です。しかし、実はそれらこそが私たちの世界を広げてくれるのです。世界の理不尽さに振り回されて感じる痛みは、自身の器が削られ、えぐり取られ、深さと広さを増している証拠でもあります。
どうか大学での学びが、皆さんにとって好きなこと、興味のあることを深める場であると共に、思いもかけない人やものとの出会いの場になりますように。